髪染め強要する理由は何?憲法違反の違法な校則で裁判は勝てる?

2017/10/27 大阪府立懐風館高校が3年の女子生徒に対して髪染めを強要したことが議論を呼んでいます。そこで以下の内容が気になりました。

  • なぜ懐風館高校は女子生徒に髪染めを強要したのか、その理由とは?
  • 女子生徒が不登校になるまで髪染めを強要して違法ではないのか
  • このような校則が問題になったことは過去に他校においてなかったのか
  • 懐風館高校は裁判で勝てるのか

が気になったので調査しました。では参りましょう!

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今回の事件の発端と裁判までの経緯

この事件の発端は、この女子生徒が懐風館高校に入学した、2015年に遡ります。女子生徒の入学以降、学校側は1、2週間ごとにこの女子生徒に髪染めを「指導」しました。

女子生徒の髪は、生まれつき色が少し明るめでしたが、女子生徒は渋々それに従っていました。しかし度重なる髪染めで女子生徒の頭皮はかぶれ、髪がボロボロになりました。

また、髪の色で教師から中傷され、行き過ぎた「指導」がたたり、過呼吸で倒れ、救急車で運ばれることもありました。

さらに、この女子生徒は文化祭や修学旅行にも参加させてもらえず、「黒染めしないなら学校に来る必要はない」と言われ、登校しなくなりました。

この指導の名の下に行われたいじめに精神的苦痛を感じ、女子生徒は大阪府を相手に裁判を起こしました。

これらが事件の発端と裁判までの経緯です。

経緯を見る限りでは、

  • 学校側の女子生徒の髪色に対する理解の無さ、
  • 指導という髪染めを強要することを楽しんでいた

このように見受けられます。ではなぜ懐風館高校は女子生徒が不登校になるまで髪染めを強要したのか、その理由について迫ってみたいと思います。

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なぜ懐風館高校は女子生徒に対し「髪染め強要」をしたのか。その理由とは?

一言で言えば、校則だから。これに尽きます。ただ、校則だったら何でもしていいのか、その校則は絶対なのか、誰にでもあてはまる正しいものなのか、これを問われても今の懐風館高校であれば、係争中ということもあり、校則は絶対、校則は正しいと一点張りでしょう。

なぜ髪染めを強要しなければならなかったのか、そこには日本人の異質なものは排除するという気質も関わっているでしょう。

自分たちと同じになれないものは強制的に同じにする。なれないものは排除するという、細胞が邪魔者を攻撃することにも似た徹底さも見受けられます。「金髪の外国人留学生にも黒髪への髪染めを強要する」と言っているので。。。

次に気になるのが、ここまで髪染めを強要することは違法ではないのか。

女子生徒が不登校になるまで髪染めを強要して違法ではないのか

違法です。髪染めを強要することは、基本的人権と日本国憲法14条に違反する立派な違法行為です。日本国憲法14条には、以下のように規定されています。

すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

日本国憲法の三大原則の一つの、「基本的人権の尊重」が人間らしく生活するために、生まれた時から持っている永久不可侵の権利であることに対し、この憲法14条は、他者との比較においても充分な権利を保障し、差別されないという規定です。

この女子生徒にあてはめるとどうか。

  • 生まれ持っての髪質である髪の色さえも認められず、髪染めを強要されている。
  • 他の生徒が普通に参加できている、文化祭や修学旅行にも参加させてもらえないという差別を受けている。

この点は看過できない違法行為と言えるでしょう。

このような差別的行為は過去に他校でもあったのでしょうか。

このような校則が問題になったことは過去に他校においてなかったのか

宮城県の高校でも女子生徒の髪が赤かったということが争点になり、平成18年争われました。

また兵庫県の中学校でも「男子生徒は丸刈り」という校則が違法ではないかといことが裁判になりました。

この時最高裁は、「校則は、守るべき一般的な心得を示すにとどまり、生徒に対する具体的な法律効果を生じるものではない」との判断を示しました。

この最高裁の判断からも分かるように、校則はあくまで一般的な心得にすぎないです。

それにも関わらず、懐風館高校は髪染めを強要し、憲法違反まで犯しています。

このような状況で、懐風館高校は裁判に勝てるのでしょうか。

懐風館高校は裁判で勝てるのか

負けると思います。憲法違反をしてまで、女子生徒に髪染めを強要する理由を提示出来れば別ですが、そのような理由は示せないと考えるからです。

最後に、まとめ

  • 懐風館高校の髪染めの強要は明らかにやり過ぎ。憲法違反している違法行為。
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